就職活動にも役に立つ記憶術

大学生は、「暗記」をする機会があまりないのかもしれません。実際の試験でも暗記することもないですしテキスト持ち込みも多いので、暗記をする機会はあまりありません。
しかし、これから就活を控える学生にとって、暗記はまだまだ「有用」つまり、まだまだ使う機会があるってしっていましたか。記憶から必要なものを取り出して、自分の言葉で表すことは、社会に出る前から必要なことだからです。
「就活を始める」という段階でこれら「必要なものを取り出して話す」スキルを身に着けるのでは遅く、学生生活のなるべく早い段階から、記憶をもとにして、状況に応じて適当な表現をするスキルを獲得していればライバルに勝つことも難しくありません。
そこで今回は、「自分の言葉で話すため」の前提条件である「記憶術」について解説していきます。
吉野式記憶術公式HP就職するときに大切なものは?
ではそもそも、なぜ就活準備のために記憶術が前提条件となるのか、その理由を説明します。
企業の採用で重視される能力ランキングがあるのですがその情報を見てみると、1位は「熱意・意欲」2位「行動力・実行力」3位は「チームワーク力」となっています。
しかしこれらは会ってみないとわからないことだと思いませんか?つまり「採用面接」で評価、判断されることになります。また、それ以前に提出するエントリーシートの内容も同様です。自分の人間性や、考えていることを文面もしくは口頭で表現しなければなりません。
しかし記憶力がないと断片的や印象的なことしか覚えておらず物語として表現できないため説得力にかけてしまいます。
だからこそ重要なのは、「自分の経験や学業から学んだこと」を的確に覚えているということになります。つまりは長期的なスパンで見た「記憶力」がとても大事なんです。
たとえば、ボランティアや課外活動に熱心に取り組んだ学生も、長期インターンで活躍した経験を持つ学生も、部活でスポーツを一生懸命していた学生も、「その経験から何を学んだか?」を表現するためには、「経験自体を覚えている」必要があります。
覚えていないといったい何がしたかったのとか突っ込まれたときに面接で対応できなくなってしまいますし、エントリーシートと言っていることに矛盾が出てしまうかもしれませんね。
ですから、そういった「経験」「学び」を記憶しておける手段である記憶術を、学生のできるだけ早い段階で身に着けておいたほうがメリットがあるといえるでしょう。
反復させることで覚えさせる大事さ
記憶は、「手続き的記憶」と「宣言的記憶」の2つに大きく分けるができます。「手続き的記憶」とは、体に染みついた習慣のようなもので、「体で覚える」ことはこれにまさに分類されるといえます。
対して、「宣言的記憶」とは言葉で話して説明する記憶です。どちらが記憶に残るかと言われると、断然、「手続き的記憶」になります。よく習慣はとれないといいますしね。
「経験を手続き的記憶にするのは難しいのではないでしょうか?」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはないといえるでしょう。
就職活動では、これまでの経験で培ってきたことをもとにエントリーシートに書きますが、そのように経験やそこから学んだことを言葉にすることで、宣言的記憶を繰り返し、「手続き的記憶」にレベルアップさせることができます。
つまり繰り返し練習のようなことを繰り返すことによって覚えさせるというわけです。そのため反復は大切になります。
キャリアアップを目指せる
自分の経験を「エピソード」にして記憶することも重要です。特に、就職活動では、学生生活で何をしていたかを簡潔に話す必要がありますし、これまでの学びと、これからの将来の展望を言葉で表現しないと通過できません。
そこでは、何よりも「簡潔なストーリーで話す」ための準備が欠かせません。いきなり本番で限られた時間で話すことができる方はいないでしょう。
まずは最初の一歩としてこれまで自分が経験してきたことを「エピソード」にしてみましょう。その経験はどんなもので、その経験で自分はどんな学びを得たのかを、「ストーリー仕立て」で表現していきます。
そうすると物語として伝わるようになり深みがましていき相手に対しての説得力に繋がります。
記憶術で就職活動を有利にするまとめ
就職活動の際は、自己分析だったり業界研究をもとに進めていく期間です。自分と向き合う時間ともいえますね。
採用や就活の仕組みは最近ではその仕組みの変化が著しいですが、「自分」と「企業」のマッチングを成功させるという根本は、今後も変わることはないといえます。
例えば、オンライン面談を活用して就職をするのであれ、自分を伝えることが重要であることは確かです。
そしてそのためには、経験やそこから得た学びを「記憶」しておきいつでも話せるスキルを身に着けておく必要があります。これを吉野式記憶術で覚えることができるのですよ!